弓道における物見とは

1.弓道における物見とは

弓道における物見とは、弓構えに含まれる動作のひとつで、取懸けや手

の内を整えたあとに的を見据える動作のことです。

弓構えで、取懸け、手の内を正しく行えたら、顔を自然に的へ向けます

顔を自然に正しく的に向けることを「物見を定める」といいます。

2.弓道における物見のポイント

弓道における物見のポイントとしては、「円相の構えをとる」「羽引き

をする」「的とつながるイメージで物見をする」の3つが挙げられます。

以下でひとつづつ紹介します。

ポイント1:円相の構えをとる

円相とは、禅宗の悟りを開いた心を表す円のことです。

両手で大きな木を抱くようにゆったりと構えます。

ポイント2:羽引きをする

羽引きとは、少し弓を引くことをいいます。

羽引きにより矢の飛ぶ方向を定めます。

両肘を張るようにして両手を2,3センチ押し開きます。

羽引きにより、筈こぼれを防ぐことができます。

屋の本矧を矢の籐頭の位置まで引き、それ以上引かないようにします。

ポイント3:的とつながるイメージで物見をする

物見をする際には、急いで顔を的に向けないことが肝要です。

遠くの方から人に呼ばれたことを想像して、ゆっくりと自然に顔を向け

るような感じで、的の方向に顔を向けるようにしましょう。

顔を急いで向けると、左肩が動き三重十文字が崩れることがあるので注

意が必要です。

そして、この的の方に顔を目る際には、両目を右目頭と左目尻に寄せる

ようにして的を見定めるようにします。この状態を「目尻目頭の準(めじ

りめがしらのかね)」といいます。

3.弓道における物見のコツ

物見の手順では、取懸けから手の内までは視線は手元にありますが、こ

こから手の内を整えた左手を斜め後方である背中側に向かって10セン

チ程度押し開いた後に的に顔を向けるようにします。(足は足踏みの位置

から動かさない)

物見のコツは、この時に、顔を強く向けるようにすると狙いが定まりに

くく姿勢も崩れやすくなるので、声をかけられて振り向くような自然な

感じで顔を的に向けるようにすることです。

弓道における弓構え・物見のコツのコツ

弓道における弓構え・物見のコツは、大木を抱えるように円相の構えを

とる点にあります。

取懸けと手の内の後は、両腕で輪を作るような円相の構えの姿勢になり

ます。

肘は曲げすぎず、伸ばしすぎず、大木を抱くようなイメージで腕を軽く

曲げます。

両肩は少し前に出し、胸を突き出さないようにすることがポイントとな

ります。

円相の構えが出来たら、手の内が崩れないように、右手と左手を均等に

開き「羽引き」します。

これにより矢が飛ぶ方向を定めます。

最後に的に顔を向ける物見を行い、打起しに向かいます。

1.弓道における弓構え・物見の2つのポイント

弓道における弓構え・物見には①羽引きを行い弓の飛ぶ方向性を定める

、②的とつながるイメージで物見をする、という2つのポイントがありま

す。

2.羽引きを行い弓の飛ぶ方向性を定める

物見を入れる前に、少し弓を引く羽引きを行います。

両肘を張るようにして両手を2~3センチ押し開きます。

この動作をすることにより矢が飛ぶ方向性が定まり、筈こぼれも防ぐこ

とができます。

3.的とつながるイメージで物見をする

矢構えの最終段階である物見は、無理に顔を向けずに行うことが重要な

ポイントとなります。

左肩が動いてしまうと、維持してきた三重十文字の横線が崩れる原因と

なるので注意が必要です。

顎が上がったり三重十文字の縦線が崩れてしまいます。

的と自分をつなげるイメージで物見をしましょう。

弓道における弓構え・物見の重要性

弓道における物見は、弓構えの最終動作という重要な動作です。

弓か前の最終段階の動作は、羽引き終了後物見を行います。

円相の構えは取懸けと手の内の後、両腕で輪を作るような姿勢になるこ

とです。

肘を曲げすぎず、伸ばし過ぎにもしないで大木を抱えるようなイメージ

で腕でをかるく曲げます。

上から見た時に、手と肘、肩、頭を頂点としてちょうど八角形を形成す

るようになります。

両肩は少し前にだし、胸を突き出さないようにするので、行射の体勢に

スムーズに入ることができます。

円相の構えが出来上がったら、呼吸を整えてから静から動の動きに移行

するために、気力を充分に満たしていきます。

その後、羽引きをして、最後に的に顔を向ける物見を行います。

弓道における弓構え・物見の2つのポイント

弓道における弓構え・物見には①両手で少し矢を開いて羽引きを行う、

②円相の構えを作る、という2つのポイントがあります。

①両手で少し矢を開いて羽引きを行う

物見を入れる前に、少し矢を引く羽引きを行います。

矢羽根が弓に触れない程度に両肘を張るようにして両手を2から3センチ

程度押し開きます。

矢が飛ぶ方向性を定める重要な動作になります。

右手と左手を均等に開き、手の内を崩さずに羽引きを行う為に、左手の

手の平の皮が離れずにきちんと弓に接していることを確認します。

羽引きを適切に行うことによって、筈こぼれを防止することもできます

②円相の構えを作る

少し前方に型の付け根を出し、八角形の円相形にします。

自然になだらかな円相の姿勢を作り、呼吸を整え気力を充実させます。
その後、静かに物見を入れ、的と心をつなぎます。

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